2009年9月30日水曜日

トキのニュースを読む度に

絶滅したトキを復活させるべく、本日トキの第二回目の放鳥を佐渡で行ったそうだ。その数はたった20羽。

野鳥は自然の中で頑張って生きていると思う。少し自然環境が変わるだけで関係した種の野鳥が増減する。身近なところではカラス。カラスは人間の出すゴミが増えることで数を増やしている。そんなカラスはハトを食べる事例がある。だから人間の出すゴミが減ると、増えてしまったカラスの数は減るかも知れないが、他の野鳥の数も減る恐れがある。

トキが絶滅したのは環境の変化だ。それは人間が介与しているかも知れないし、他の野鳥が影響を与えていたかも知れない。また食べるものが減少して絶滅したかも知れない。そこには多くの要素があり、そのバランスがトキの環境に合わなくなった。だから絶滅をした。

トキが絶滅した自然環境を元に戻すのは人間には難しいと思う。できたとしても時間がかかるだろう。

そんな中、海外からトキをもらってきて放鳥。放鳥されるトキは大変だ。環境が十分ではないし、安心して群れるための数は少ない。天敵から襲われたり、食べるものが見つからずやせ細っていく可能性が考えられる。

この前はカラスに襲われていたトキの写真がネットに流れていた。実に悲しい。これは人間が起こした悲劇だ。あと猛禽類の野鳥だっている。

トキの食べ物はドジョウ、サワガニ、カエル、タニシ、昆虫など。これからの季節は見つけるのが大変だ。野鳥の繁殖期は春が多いが、食べ物が豊富になるからだ。野鳥は常に食べるものと連動して生活している。

野鳥の群れからはぐれた傷ついた野鳥を放鳥するのとは訳が違う。自然環境が合わないから絶滅したのに、そこに放鳥するのは自然環境が許さない。日本にトキを求めるのは自然に任せて、人間の手では諦めるのが良いと思う。私は放鳥しているトキの写真を見るのが辛い。

2009年9月29日火曜日

歳をとったと思う時

先日は若い方々の事業計画をいくつか聞かせていただく機会がありました。

私の立場は話を聞いてアドバイスする役割だったと思います。でも内容を伺うと「この点は?」とか「これは社会的に」とか「あまり調べてないね」とか思うことが多く、アドバイスと言うよりは指摘をしていました。

事業計画なんだから「人」と「お金」、そして「モノ」の動きが重要だと思うのですが、「その場の思いつき」や「夢まで届いていない空想」、そして「事業計画そのものが仕事になっている」そんな感じがして、相手に対して辛いことを述べていたような気がします。

でもそれから家に帰って、ふと思うことは「私は歳をとったかも知れない」と思いました。

だって、私の若い時は他人に理解してもらえる事業計画なんて「クズだ!」と思っていましたし、どうせ事業化計画通りにはならないのだから、夢を語るだけ勝ちと考えていました。

だから理論づくしの事業計画はつまらないハズなのに、いざアドバイスする立場になると一転して、それを求めている私がそこにいました。ひょっとして歳をとるということは「この事か?」と妙に納得してしまいました。ふ~む、先日の若い方々には反骨精神を期待するばかりです。

夢は絶えず作り続けていたいものです。
そしてある時、ふと夢が現実味を帯びてくる。
そんな時に今までの苦労が生かされる。
チャンスはその時だけ。

2009年9月26日土曜日

9月は野鳥の撮影回数が激減

8月の盆休みに丸2日ほど野鳥の撮影に出かけることができた。そのため多く撮影ができたのは良いけれど、写真を整理することができない。消化不良の状態がそれから続いている。

撮影する分、写真を整理編集する時間も必要だということをヒシヒシと感じながら月が変わっていく。

野鳥は季節と同じく、季節によって登場する野鳥の種類が違ったり、羽の色が変わったり、飾り羽があったりなかったりする。だから撮った写真を放置して季節が過ぎると、お見せできるのが来年になったりする。

だって、真夏に雪だるまの写真は見たくないでしょう。それと同じ。夏にハクチョウは似合わない。秋には秋の野鳥。ハクセキレイも黒から灰色に羽の色が変わり、アマサギは亜麻色の飾り羽が抜け落ちて白一色。ほとんどコサギと識別がつかない。

民家の近くにも飛んでいたツバメは渡りのため姿を見ることがなくなり、今ではオオヨシキリの喧しい囀りも聞こえない。野鳥からも季節の変わり目を教えてもらうこの頃。

9月になると、今度は撮影する時間が取れない。8月に撮った写真を背負ったまま過ぎ去る日々。これから秋の色づいた山々などが撮りたいところ。そこに野鳥がいると尚更よいのだが‥。もう9月は諦めないといけない感じだ。う~ん、10月に期待するか。そして8月の写真はいつ公開できるのか。ちょっとドキドキした日々が「あ」という間に過ぎていく。

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2009年9月25日金曜日

Webサイトの黄金比率を考える

#シルバーウィークはブログを二日間休ませてもらいました。

Webサイトの過去をふり返って、これからのWebサイトを考えてみる。

インターネットが日本に上陸した頃は通信環境が発展途上ため、まだハード中心の考え方だった。どこのプロバイダがアクセスポイントが多いとか、バックボーンが太いとかが話題の中心。

その内に「あそこのホームページが面白い」とか「通販で儲けている」とか話が出てきて、多くの人がインターネットやホームページに興味を持ち始めた。話題がハードからソフトへシフトを始めた。

次にメール。メーリングリストでお互いの意見が交換できるので、これも活躍を始めた。あとホームページに掲示板が設置されて、掲示板を使った意見交換も活発になり始めた。

インターネットの利用者が増えてくると掲示板での誹謗中傷が問題になり、多くの掲示板が閉鎖になった。またメーリングリストも迷惑メールの増大により運用が難しくなってくる。

そしてブログの登場。個人の日記や意見をインターネット上で公開する楽しみ方が始まる。一見、ブログも掲示板と同じ感じがするが、掲示板はサイト管理者が責任を持って運営する。しかしブログの場合は、開設した個人が責任を持って運営する。そのため、責任が分散されることと、読み手から書き手になるので情報発信の楽しみが増え利用者が急増した。

このブログの登場により、情報発信やサイトに書く事について抵抗がなくなったところでSNSの登場。SNSはソーシャルネットワーク。お互いの考え方などをサイトに書き込んで意見を交流させる。コミュニティの場だ。このコミュニティも個人ベースで幾つも作れる。ブログとの違いはテーマでコミュニティを作りみんなで書き込むこと。昔の掲示板の失敗は踏まない。個人が作る意見交換の広場。

現在、インターネットを楽しんでいる人達にはブログもSNSも、どちらも必要なツールになっている。

その結果、ブログやSNSを無料で提供して利用者を増やして広告収入で儲けることも立派なビジネスモデルになってきた。

その後、動画でアプローチを始めたのがYouTubeだ。その目的はビデオ映像の共有。著作権など多くの問題を巻き起こしながらYouTubeの利用者は増えた。あと音楽配信もインターネットを活用した成功例だと思う。実に手軽に情報発信、音楽や動画のコンテンツ配信ができるようになった。

しかし手軽になった分、コンテンツの価値が低下したようにも思われる。コンテンツの使い捨てとまでは言わないが、昔のレコードに針を下ろした時代とは比較にならないほど「大切さ」が消えてしまったような感じがする。

もう、コンテンツの販売でお金儲けをする時代は終わったのかも知れない。考えてみればテレビがコンテンツの無料配信を始めて、人々は見えないソフトにはお金を払う気持ちになれなくなってしまったかも知れない。本など形があるとお金を払うが、目に見えない状態だとお金を払う気持ちになりにくい。だから昔、パソコンのソフトは大きな箱に入れてマニュアルも製本して販売していた。

NHKを除く放送局や新聞社は広告料で儲けている。その広告料の全てがインターネットへ流れるとすれば、良質なコンテンツを作って無料で世界へ発信することは十分に可能だろう。ただ、独占的な情報発信はできないだろうから、分散した収益になるかも知れない。でも人気があるサイトに人々はアクセスをするだろうから、そこには広告料が集中するだろう。暫くは浮き沈みの多いコンテンツ産業になりそうだ。

テレビで言う視聴率はアクセス数に代わってしまい、その結果は速やかに広告料額に反映される。また情報発信者はその業界の人達ではなく、視聴者だった人達が情報発信者になって、必ずしも都心でコンテンツを制作する必要はなくなる。多くの人にチャンスを与えると同時に、組織的に長期の予算は立てにくく、行き先不明になってコンテンツ産業はイノベーションを迎えそうだ。

お金(予算)の黄金比率は「組織から個へ」、「都心から地域」、そして「制作者からの直の発信」へと変わってくるかも知れない。その多くがコンピュータの液晶画面で表示され、コンピュータにつながったスピーカで奏でそうだ。後にテレビのデジタル放送は何だったのだろうと話が出そうだが、このデジタル放送がコンテンツ産業のイノベーションに拍車をかけそう。

あっちこっちでイノベーションだ。指針はお金の黄金比率がどう変わるかだと私は思う。だって、ない袖は振れないから比率で考えるのが良い。そのパイは業界で閉じるのか、業界を跨ぐのかも忘れずに。

2009年9月22日火曜日

日野川の水位が下がる

このところ雨が降らないので、また日野川の水位が下がっている。

日野川河川事務所周辺の関は両脇にある遡上用の水路だけが流れていた。
サギはこの環境では魚が捕まらないみたいで辛そうだった。
ほとんどジッとしていた。

撮影:Canon EOS 50D TAMRON SP 17-35mm F2.8-F4

2009年9月21日月曜日

サマーピクニック フォーエバー in つま恋

本日は「サマーピクニック フォーエバー in つま恋」をNHK-BShiで生放送。
やはり南こうせつ最高!
少し疲れ気味の体が元気になった。

歌が好きだよ。
夢が好きだよ。
夏が好きだよ。
君が好きだよ。

自由に歌う姿を見て「やはりこうでなくっちゃ」と思ったのは私一人ではないと思う(^o^)
好きなことは全てを超える。

#それにしても液晶ハイビジョンテレビをタイミング良く買ったもんだ。

編集した放送は総集編としてNHK BS2 で10月18日に放送予定(私のメモ)

2009年9月20日日曜日

三菱・i MiEV

電気自動車のi MiEVが走っていました!


家庭のコンセントで充電して走る、ガソリンを使わない車です。
今後、求められる自動車ですね。普及すると産業も変わりますね。

ベースは三菱の軽自動車i。最初iを見た時、これベースにして電気自動車を作るつもりかな?と思いましたが、やはりその通りになりましたね。だってエンジンのレイアウトなどがモータに変更した時に都合が良さそうでしたから(笑)

2年、いや1年早くiMiEVを販売していると、プリウスとならんで売れていたと思います。

撮影:docomo SO905iCS

2009年9月18日金曜日

秋のアマサギ

島根県松江市内で見つけたアマサギです。


この時期のアマサギとコサギの識別は難しいです。足の指で分かりますが、この写真では隠れていますね。見慣れていれば嘴でも判断できます。

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

祝!JUSTブログ de 9ヶ月

気がついたらJUSTブログ de 9ヶ月を経過していました。
月日が経つのは早いですね。この早さは歳とともに加速していく感じです。

先月は「写真中心のブログから文字中心のブログに変更します」と宣言をさせていただきました。あれから1ヶ月経ちました。

私が一番気にしていたブログを書かなくなるは無く、毎日ブログを書いています。そして全く写真が無くなると寂しいので、ちょこちょこっと写真をアップさせていただいております。

今まで書いていて思うことは、ブログに求めるモノは人それぞれでしょうし、その内容も時の流れで変わるモノだと思いました。しかし、私は引き続き同じことを継続するのは否定はしません。

私の好きな言葉は「継続こそ力なり」です。

でも、趣味でブログや写真をしている以上限りある時間です。いや、仕事でも同じですね。与えられた、持っている時間は限りがあります。その時間をどのように配分するか、優先順位をつけるかで、人の個性が育まれるかと思います。

1ヶ月前の私は文章が書きたかった。毎日写真をアップしていると文章を書く時間がない。それで毎日写真をアップするのは諦めて、文章を書くことにしました。そして余裕のある時に写真専用サイトの方に写真をアップすることにしました。

それから1ヶ月が経ちました。

思いのままJUSTブログにバンバン書いています。また、写真専用サイトでは写真を徐々にアップして少し評価をいただいております。分けても個性が育まれるのではないかと思いました。

#ブログとSNSの違いも痛感しました。

ブログを始めた時の気持ちを大切に継続する。その為には時間とともに表面的なアクションは変化する。これは自然なことかも知れません。だって全てに限りがあるのですから。現状にしがみついていても最初の気持ちは難しくなります。

2009年9月17日木曜日

イソシギ

先日、日野川の関でイソシギを発見!


右手前がイソシギです。左奥はセグロセキレイです。

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2009年9月15日火曜日

自分のために仕事をする

先ずは自分のために仕事を始めて、それから人のために仕事ができるようになると楽しいですね。

初めから人のために仕事をするのは「技術面」や「コミュニケーション力」や「人脈」などが足りないから難しい面があります。だって、そんなのは初めっから身についてないですから。そのため最初は動くと人から打たれます。上手くいかない。運がない。失敗などなどが続きます。

でもそこで挫けると「それは終わり」です。

ならば、失敗があっても最初のモチベーションを維持するためにはどうするか。そのひとつに「自分のために仕事をする」が大切なのです。そして失敗があっても自分の肥やしにする決意。この気構えが感じだと思います。

そして幾つか乗り越えると自分のためから人のために切り替わる。そうなると「ほんまもん」だと思う次第です。一生続く楽しい仕事に育ってくる。

自分のためは有限。人のためは無限のエネルギーを育みます。
そのためにも直ぐに結果を求めてはいけません。
きっかけはどうであれ、順番を経て物事が動き始めます。
そこまでは頑張らないとダメだと思います。

まっとうするテレビ

新しい液晶テレビを買ってきた。

入れ替える前に、最後にと思って壊れかけているテレビのスイッチを入れたら、
もう映らなくなっていた。

なんだろう。
永く使っているとモノには魂が宿るのだろうか。
新しいテレビが来るまで頑張っていた感じがする。
そう思うと何だか泣けてきた。急に修理をしてやりたくなる。

でも、もう交代だね。
私はそうテレビに話しかけて、テレビをテレビ台から下ろした。

2009年9月13日日曜日

見上げてごらん

本日はGANREFに書いた内容を紹介させていただきます。

見上げてごらん

この写真はJUSTブログでは「今からピアニストになる?」で使いました。GANREFでは説明文が400文字と短く、同じ内容を掲載することはできませんでした。なので内容を変更して載せています。

JUSTブログはいっぱい書ける。GANREFは写真を載せると写真に対する反応があって楽しい。これはブログとSNSの違いですね。

2009年9月12日土曜日

派閥のために仕事をしている?

いつの間にか派閥や会社のために仕事をしていませんか。本来は自分のために仕事をするべきです。

それは色々な職種がありますから、一言では片付けられないでしょう。また、自分のためだけではなく家族のために仕事をしている人もいるでしょう。

問題はどこを見て仕事をしているかです。自分や人のためなら良いのですが、派閥や会社のためになると、対象が人の集まりでもなく、人の集まる箱になるので、とても不明確になりそうです。

また、箱は環境変化によって変わります。それが自分の思いと異なると「尽くしてきたのに」となります。まあ、自分もその箱の中にいたのだから100%人の責任転換はできません。

今は良くも悪くも情報は簡単に手に入ります。大まかな流れを見定めて、そしてどう変化するのかをじっくり考えるべき。二手以上先を見ましょう。見られるようになりましょう。

そして自分の考えをしっかり持つこと。そうでないと変化の流れに流されてしまう。その為には基本が大事。基本がないと自分の考えが持てない。基本がなければ今からでも遅くはない。身につければ良いだけのことです。

それができないと、きっと老けますよ。

2009年9月11日金曜日

テレビの調子が悪いので気がついたこと

家のテレビはブラウン管でアナログだ。しかし、D3端子があるので、ケーブルテレビのデジタルチューナーを経由してハイビジョン画質でテレビを見ることができる。

2011年のアナログ波停止後もそれで乗り切れると思っていた。ところが今週に入ってから、画面の下の部分が映らなくなってきた。日に日に映らないところが大きくなって、今では下から1/3は映っていない。きっとコンデンサーがダメになったのであろう。走査線が下まで行かないのだ。映っているところと映っていないところの境界線に走査線が集中して眩しい。

そんな画面で無理にテレビを見ていると、ニュースなどは殆ど字幕で見ていたことに気づかされる。そう、字幕が表示されなくてアナウンサー以外の人の話が聞きにくい。いや、聞きたくない。「おお~、これがラジオとの違いなのか」と変なところが気になってきた。

アナウンサーの素晴らしさを再認識したのと、こんなに普通の人がテレビで話をしていることにビックリした。う~ん、バラエティなども字幕が多かったような気がする(笑)

テレビの中もすっかり大衆化している。インターネットとの違いは放送局が情報を管理しているところだろうか。

さてさて、テレビの買い替えを考え始めないといけない。きっと画面サイズは今のテレビと同じで大きくはしないと思う。それよりもパソコンと本の方が楽しいから、あまりテレビにお金をかけたくないのだ。何故って?だって放送内容がマンネリ化しているので、つまらないから。どのチャンネルも水戸の黄門。ニュースと天気予報に大きな画面はいらない。

テレビもイノベーションしないと、デジタル放送とともに視聴者が離れていくのではと勝手な心配をしてしまう。

えっ、テレビ買うのをやめる?そうするとNHKの受信料も払わなくて済む?月々のケーブルテレビの使用料も払わなくていい?本当のエコ?地球温暖化対策に貢献する?でも、それではエコポイントは貰えないぞ。

しかし、もう少し先ではありかも知れない。

ウグイスも囀り方を練習する

日野川の土手を歩いているとウグイスの心地よい囀りが聞こえてきます。その囀りは「ホーホケキョ」とか「ケキョケキョケキョ」とかになりますが、よく聞いていると囀りに個性を感じます。

そこで図書館から借りた本を読んでみると、ウグイスは囀り方を練習して上手くなるとのこと。下手な囀りはその年生まれた若いウグイスだとか(笑)

へぇ~、ウグイスも一生懸命に練習するのかと思うと、何だか可笑しくなってしまいました。

後日、感心しながら日野川の土手を歩くと、「おっいたいた。下手な奴」とまた笑ってしまいます。

人間もそうですが、思うだけでは力不足のところがあります。繰り返し時間をかけることで、それは近くなってくると思う次第です。

昔、学校教育に「ゆとり」と言われましたが、あれは子供たちの「ゆとり」ではなく、先生や保護者が結論を急がずに「ゆとり」をもって育てていけるかが重要だった気がします。子供たちはウグイスのように一生懸命に時間を惜しまず練習や失敗を繰り返す場が学校だったと思います。学校教育に週休二日はいらない。子供たちには学びの貴重な時間です。それを大人の都合に合わせて理由をつけてしまったような感じさえします。

「ゆとりをもって見守る」は勉強でも遊びでも悪戯でも家事手伝いでも、全てだったと思います。育てるとはそんなことを言うのではないでしょうか。

2009年9月10日木曜日

誰のための企業なのか?

ベンチャーで創業して目指すモノは店頭公開。店頭公開することで多くの資金が調達できるし、会社の地位も確たるモノになる。

それじゃ、創業の目的は店頭公開だろうか。もし、そうならばここから先は読んでもらわなくていい。そうでなければ読んでもらいたい。

店頭公開してみると見えてくる株主の視点。これはとんでもない。創業時に一生懸命頑張った熱意を軽く吹き飛ばしてくれる。心に冷や水をかけられる。まったくの「え?」なのだ。私自身は店頭公開してはいないが、頑張って店頭公開した企業を幾つか知っている。その時にそう感じた。

株主の視点は株価の視点。絶えず株価を上げる材料を待っている。そこにどのようなプレスリリースを流すのか、これが役員の重要なテーマになってくる。でも、短期的なのは反応が良いのだが、長期的な戦略は普通は理解が難しくなる。説明責任を放棄していると言われるとそれまでだが、プレスリリースぐらいで説明できる戦略などは事が知れている。本来チャレンジしたい事業ほど株主の視点までに落とし込めないのだ。

店頭公開はその犠牲とのトレード。私は目に見えにくい事業ほど店頭公開は避けて通るべきだと思う。

なら、目に見える事業なら店頭公開を積極的に検討するのが良いのか。そこから先はそれぞれの戦略。好きにしてくださいです。店頭公開している企業なら子会社を作って好きにしても良し、これから店頭公開を目指すならば子会社を作って子会社を店頭公開させる手もある。食べている軸足はブレないように事業ができればそれで良いのではないだろうか。

2009年9月8日火曜日

買えるモノと買えないモノ

世の中には買えるモノと買えないモノがあります。それは何だか分かりますか?

製品や技術はお金を積めば買えます。しかし人の心は難しい。例えば恋愛なんてのは最たるモノだし、この人と一緒に仕事がしたいと思っても難しかったりします。政治だってそうでしょう。選挙で票を獲得するのは金ではなくその人の考え方やなりです。

インターネットなどで情報が氾濫すればするほど、物欲主義から心の時代へとイノベーションが始まります。買えないモノを大切にし、人を見下ろさず、人と協調できるかが問われる時代になります。

今はその中間的な時代でしょうか。だから考え方に格差が生まれて難しい時代になっているかも知れません。

今後は人とのつながりをもっと大切にするために、身近になったインターネットをどう活用できるか。そして相手の心が動くまで待てるか。このあたりが夢の分岐点になるのではないでしょうか。

夢は夢で終わらせてはいけないと思います。
一緒に走りましょう。

GANREFでFEATURED

そうそう、9月11日の話になりますが、GANREFに掲載した写真にFEATUREDを付けてもらいました。これはプロの写真家が閲覧して気になった写真34枚にFEATUREDという賞を付けます。そして2週間トップページからリンクが張られます。JUSTブログで言うとJUSTBLOGのひろばのユーザーズフォトでしょうか。その1枚に私の写真が選ばれました。

「瀑布とダイサギ」Featured Photos
GANREFは写真サイトで、毎日多くの写真がアップされています。また優秀な写真が多く、FEATUREDをもらうのは難しい感じがします。特に私が掲載する野鳥の写真は地味ですからなおさら。

実はこの評価をもらった写真は、JUSTブログに掲載済みの「2009年8月9日(日)瀑布とダイサギ」からの写真です。

2009年9月7日月曜日

ミサゴも元気です!

中海で暮らすミサゴの写真が撮れました。足にはしっかり魚があります。


ミサゴも元気です!

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2009年9月6日日曜日

自然の恵み

本日、撮影した写真を掲載します。


松江市内で撮影しました。もうすぐ収穫です。

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM,EXTENDER EF2X

2009年9月5日土曜日

プロとアマの違いはどこにあるか?

以前、ある写真家の息子さんとの話ので、プロとアマの中間の写真家たちの仕事が減っていると聞きました。

デジタルになって、その場で撮れているか確認できるし、カメラも使いやすくなっているので、人に頼むよりは自分たちで撮影してしまうそうです。だから仕事が減っている。廃業する人が増えているそうです。

カメラ業界的には滅亡寸前まで落ち込んだ時がありましたが、今は多くの方がカメラを購入して撮影するので、一部のカメラメーカーと出版関係は活気があります。その分、明暗の差が大きく感じるかも知れません。

IT業界に目を向けると、オープンソースを活用する方向に活気づいています。このオープンソースの世界では情報がインターネット上にあり、メーカーに属さなくてもスキルを身につけることができます。また、そのスキルを発表する場もインターネットにあります。

そこで起きていることはIT企業に勤めていない方がIT企業へ転職をすること。昔だと考えられない話です。だってスキルや経験ががないと転職は難しいですから。

実際、勤め先では違う仕事をしていたけれど、インターネットで情報を得てプログラミングが趣味になる。次にインターネットに情報を発信することで認められて自信がつく。そこでプロになりたくなって転職。受ける企業も「あの人なら」となります。

カメラもITも、使う機器がコモディティ化(一般大衆化)してしまい、物を持っている、使えるだけではプロに成りきれない状況になっている感じがします。

インターネットに流れることが可能なデジタルは魔物ですね。

2009年9月4日金曜日

人を動かすために

インターネットなどにより情報の流れ方が変わり、また情報の格差が少なくなり、一方的なトップダウンでの決定では人は動かなくなってきたと書かせてもらいました。

これはとても良いことだと思います。個の独立により組織としての知恵が増えるからです。

問題は組織運用を従来型から脱却できるかです。遅くなればなるほど人は離れるし、組織のコントロールも難しくなる。崩壊へとつながります。

そのために情報格差はもう無いのだから、人の考え方を今まで以上に聞く耳を持つことが重要だと私は思います。トップであればあるほど、まとめ役に徹するしかないのです。立場の違う人の話を聞いて、それぞれが納得できる方向へ着地させる。そんな時代劇の大岡裁き的な裁量が必要です。

それが面倒な人はトップに立たない方がよいと思います。

人々の発言の場がある中で、みんなが共通のテーマに向かって納得して、それから人々が動く物が動き始めるのです。

即ち情報が多くなると言うことはコミュニケーションのセンスが求められると言うことです。

2009年9月3日木曜日

これから見えてくるインターネットの産業革命

インターネットの普及段階にインターネットで産業革命が起きると言われていた。あれからもう何年経つのだろう。そして本当に産業革命が起きたのだろうか。

確かに身近な道具としてインターネットは役に立っている。しかし、それで産業が革命した?と尋ねると、多くの人はきっと「まあね」とか、「あまり変わらないのでは」とか、必ずしも「Yes」とは答えないと思う。

ふと、ふり返るとインターネット産業革命はITという言葉に置き換わり、今まで使っていた道具か進化した程度に留まった。

それはホームページを閲覧してモノを購入したり株を売買したり、そして携帯でメールを交換したり。確かに情報を得るためには便利になったが、それは便利な道具や通信手段ができただけで、それで産業革命しているとは言い難い。

それではインターネットでは産業が革命できなかったのかと言うと、実は多くの人が目に見え始めるのはこれからだと思える。私は不景気によりニーズが刺激されて、これからもっと具現化を始めると思う。

インターネットの産業革命だから、インターネットが普及する前の主要な企業を幾つか思い出してもらいたい。それが今ではどうなっているか。インターネットの影響で売上が増額したか減額したか考えてもらいたい。

先ず、筆頭となるのはマイクロソフト社だろう。Windows95を販売後にインターネットが普及を始める。当時は一番安いインターネット接続端末としてWindowsパソコンが買い求められた。インターネットの普及にも一役を買ったが、Windowsはインターネットの波に乗った感じだ。

でも、それは産業革命ではないと思う。それ以前にソフトのパッケージ販売はあったし、プリインストールもあった。それらの形態は変わっていない。販売数量が莫大に増えただけなのだ。気がついてもらいたいのはインターネットの影響により、WindowsやOfficeのバージョンアップでの売上が難しくなってきている。インターネットがなければ、Windows95、Windows98、WindowsSE、WindowsXPの時のように2,3年のサイクルでバージョンアップや新商品が登場しても市場に受け入れられただろう。

それがどうだろう。追加機能はいらないとか、前のバージョンが使い勝手が良いとか、多くの不満を述べられて、マイクロソフト社が思った通りに商品が売れなくなってきている。既に市場が成熟してしまった感はあるが、私はそれだけの要因ではないと考える。

パッケージは作り手が企画立案して世の中にリリースする。開発始めは利用者の立場だったので、次々と良いアイディアが思い浮かび、または強い思いがあり、それを作り上げる。だから市場に受け入れられて売れる製品になる。

しかし、成功を収めてメーカーという冠が付くと発想が市場から離れていく。開発者側の立場でモノ作りを考えてしまう。徐々に利用者の発想が薄くなる。どうも会社維持のためにコテコテの機能追加を優先してしまう。それにより市場とメーカーのギャップが生じる。

#このところ政治も政党のためにどうするかがテーマになるが、
#これも流れが同じかも知れない。

ギャップが生じることで新しい企業が参入できるきっかけとなる。それは巨人IBM社からマイクロソフト社が入れ替わった時と同じだ。汎用コンピュータからパソコンへのシフト。しかし、この時は物の変化だった。

インターネットでは情が流れる。これは物主体ではなく、情の考えでアプローチが必要だ。ここを間違えると波に乗れない。

2009年9月2日水曜日

Canon EOS 7D発表

キャノンのデジタル一眼レフEOS 7Dが発表されました。
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/7d/index.html

購入意欲をかき立てる点は倍率約1.0倍の光学ファインダーと19点AFセンサー。これによりピント合わせが楽になる感じ。この倍率約1.0倍の光学ファインダーなんて、フルサイズの一眼レフでは商品化できないのでは?。実際、商品としてこの世に存在しているのかな?APS-Cサイズだからできた感じ。

私は野鳥を撮影していて、EOS50Dでは少し感でピントを合わせるシーンが多々ある。だからこの光学ファインダーはとても気になる。また9点AFだと、小さな野鳥や離れた野鳥ではカメラ任せでオートフォーカスはできない。ピントを外してしまう。

でも、この新しいEOS 7Dは値段が高い。予定発売価格では19万円ぐらいだそうだ。この金額だともう少しお金を出してEOS 5D Mark IIを狙いたい気もする。だってEOS 5D Mark IIはフルセンサーだから。私の持っているレンズが本来の持ち味で撮影できそう。

そしてEF300mmF2.8とカメラ本体を両方首から提げていると、時々ゴッチンするので使わないストロボは無しが良かった。その部分をマグネシウム合金にしてもらいたいのだ。だってストロボの部分はプラスチックだから。EOS 5D Mark IIはストロボ内蔵していないのでマグネシウム合金で安心だ。

でもでも、この刺激でどちらも売れるのでしょうねぇ。
さすがキャノンだ。

2009年9月1日火曜日

楽しく生きるために

みなさん、楽しく生きていますか?
そう投げかけておいて「楽しく生きる」とは何でしょうかと聞いてみます。

きっと人によって「楽しく生きる」は異なるでしょう。一生の目標があって一生懸命に走っている人。こんな人は1分1秒も無駄にしないように頑張っているでしょう。でも、多くの人が生活の為に時間を費やしていると思います。

生活の為。それは食べるため、家のローンを払うため、自動車のローンを払うため、家族を養うために一生懸命に頑張っていると思います。

ふと足を止めてふり返ると、何も持っていない自分に寂しさを感じる事がありますよね。「あいつは凄いけれど自分はねぇ」とか。そんな時に「自分は楽しく生きてないかも」と考えたり。

でも、そう思ったことがあれば、今からでも全然遅くない。目標を作れば良い。それをコツコツと少しずつ始める。最初は10分程度でも良いのではないでしょうか。少し時間を作るのです。

あとは継続。半年も継続していると何か形が見えてくる。そして見直しをして次の半年を考える。またコツコツ。そんな感じで継続ができれば、きっと気がついた時は支えてくれる人が現れたり、チームができたりするモノ。問題は自分の熱意。そしてモノを創り上げる心。

え?目標がない。そうですか。よく考えてみましょう。自分の好きなことは何なのか。それは決して消費だけで終わっていないか。そこから創り上げることができるのか。そう考えると徐々に見えてきませんか?

消費だけに終わるときっと人生は楽しくない。創り出す何かを見つけることが「人生を楽しく生きる」だと私は考えます。気がついたら力まずコツコツと始める。長くしていると自然と仲間ができますよ。