2009年9月5日土曜日

プロとアマの違いはどこにあるか?

以前、ある写真家の息子さんとの話ので、プロとアマの中間の写真家たちの仕事が減っていると聞きました。

デジタルになって、その場で撮れているか確認できるし、カメラも使いやすくなっているので、人に頼むよりは自分たちで撮影してしまうそうです。だから仕事が減っている。廃業する人が増えているそうです。

カメラ業界的には滅亡寸前まで落ち込んだ時がありましたが、今は多くの方がカメラを購入して撮影するので、一部のカメラメーカーと出版関係は活気があります。その分、明暗の差が大きく感じるかも知れません。

IT業界に目を向けると、オープンソースを活用する方向に活気づいています。このオープンソースの世界では情報がインターネット上にあり、メーカーに属さなくてもスキルを身につけることができます。また、そのスキルを発表する場もインターネットにあります。

そこで起きていることはIT企業に勤めていない方がIT企業へ転職をすること。昔だと考えられない話です。だってスキルや経験ががないと転職は難しいですから。

実際、勤め先では違う仕事をしていたけれど、インターネットで情報を得てプログラミングが趣味になる。次にインターネットに情報を発信することで認められて自信がつく。そこでプロになりたくなって転職。受ける企業も「あの人なら」となります。

カメラもITも、使う機器がコモディティ化(一般大衆化)してしまい、物を持っている、使えるだけではプロに成りきれない状況になっている感じがします。

インターネットに流れることが可能なデジタルは魔物ですね。

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