2009年10月3日土曜日

日本の携帯はやっぱりガラパゴス?

携帯のガラパゴスとは日本国内と海外とでは、携帯電話の仕様に違いが生じてしまって、海外へ携帯電話を輸出できない状態。海外ではもっぱらノキア社がダントツにトップで、日本メーカーは輸出どころか、iPhoneなどの輸入が目立ち始めている。

もう携帯電話の輸出は諦めるべきだと思う。コモディティ化してしまった商品はグローバルで販売しないとビジネスにならない。世界市場で販売ができなければダメだ。今からでは既に遅い。

ドコモは海外市場に目を向けてキャリアとして頑張っているが、それは投資家の範疇であり、そのお金は無限ではない。その先を考えているのだろうかとさえ思ってしまう。株の売買で儲ける投資家とは立ち位置が違うと思う。

iモードという独自の考えは限られた携帯電話機のリソースでは有効だった。しかし、携帯電話の機能が向上してパソコンに近づいた数年前に発想を変える必要があったと思う。それを同じ発想の独自路線で引っぱるからガラパゴスになる。将来をイメージして、利用者のニーズはどこにあるのかを絶えず軌道修正しながらプランを立てる。そんな計画が必要だったと思う。

自分たちが仕様を作り、ニーズを作る。また通信基盤を作る。そんなところから発想するのも重要だが、そこには文化や法律の違いがあり国を超えると通用しない事もある。そしてその考え方だと先進国には適応できない。発展途上国にはお金があれば、そこにガラパゴスを作ることができる。でもガラパゴスを作っても日本国内のキャリアがかかえる問題点は解決できない。将来には同じ問題を海外のガラパゴスも抱えることになる。

既に結論は出ているのだから、海外に投資するよりは、もっと国内に目を向けてパケット通信料などを今まで以上に安くすることを考える方が得策だと思う。利用者はキャリアを通して、将来像が描けていない海外まで投資する気持ちはない。

あとソフトバンクにはエリアの充実をしてもらいたい。そうなればiPhoneだけを持ち歩く。今はドコモとソフトバンクと両方を持ち歩いているからだ。

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