2009年11月6日金曜日

ダイサギ飛行中にて

十数羽のダイサギが木に留まっていた。何かの合図か、何かにビックリしたのか、ダイサギは突然舞い上がった。

最初は飛ぶ方向もバラバラだったが、しばらくすると留まっていた木の周りを中心に大きな円を描きながら回り始めた。回りながら徐々に集まって編隊を組み始めた。

この編隊飛行も最初は横方向にならんだり、縦一列だったりと定まらなかったが、その内に一羽を先頭にしたV字型の隊列に変わった。

V字型の編隊は他の翼の渦に巻き込まれることなく、また飛んでいる時の空気抵抗まで減らす隊列だそうだ。これは野鳥のDNAに組み込まれているのか、編隊を組んでいる時に自然と効率の良い編隊になるのかは定かではないが、長距離を群れで飛行するのに最適なポジショニングらしい。先頭は一番体力が求められるが、いつも同じ鳥ではないとのことだ。

事故もなく無事にV字型編隊で海を渡ってもらいたい。特にダイサギは海に浮かぶことはできないのだから、海上では休めない。

撮影:Canon EOS 50D EF300mm F2.8L USM

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