2009年11月27日金曜日

実は生まれる前から揃っている

先日、穴吹工務店が倒産で会社更生法の申請とニュースが流れた。

経営が問題だったのか、不景気が影響したのか、それとも競合会社に負けたのか。私は分析はしない。ライフスタイルを変える時期に来ていると考える。

今までは大量消費時代。それは産業革命で工場ができて、第二次産業のイノベーションで物が作られ、それを買うことがトレンドになっていた。その刺激で第三次産業も成長した。

それにより生活が豊かになったかと思われたが、考え方が人から物に変わってしまい、持つ物と持たない物の差が問題になった。そして地球資源の問題が生じた。

今まであった大量消費時代が終焉を迎えて、過去の物を大事にする、あるいは新たに物を所有することに価値を見出さない時代に動き始めている。

そうなると第二次産業は今まで以上に縮小へと加速する。そして、その影響で第三次産業も自然と縮小する。

徐々に産業が冷え込むから、次は所得も下がってくる。それを甘んじて受け入れる人と、それを楽しむ人。そして反発して頑張る人。それぞれの人生の目標が違ってくる。

インターネットで情報が増えて生活スタイルが多様化したと言われるが、実はインターネットが普及しなくても同じ事になったのではないかと思う。人々の物への価値が変わり始めているのが一番大きいのではないだろうか。

この変化は第二次産業が起きた欧州が一番早く、これから中国だろうか。だから第二次産業主体の国や企業は、この変化が起きる前の中国に市場を求める。

でも物は限りある。資源としても物欲としても終わりはある。

これから中国に市場を求めることができない産業は益々縮小をしていくだろう。そして、追うように中国に市場を求めた産業が縮小を始める。

なんか、経済について後ろ向きの話になってきたが、本流はそんな感じだと思う。ならば、どう前向きに考えるかだ。人生の楽しみ方を考えれば良い。

物を大切にする心。
目の前にいる人を敬う心。
自然を楽しむ心。

そう、実は欲しい物は生まれる前から目の前にある。そんな考え方で生活スタイルを考えてみるのも良いのではないだろうか。これが本当のエコでもあると私は思う。ひょっとすると争いも起きないかも知れない。

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