2009年12月26日土曜日

NHKオンデマンド

NHK紅白歌合戦をNHKオンデマンドで配信するらしい。

NHKオンデマンドとはNHKが放送した番組を好きなときに見ることのできるネット配信サービスだ。インターネットに接続されたパソコンなどを使って番組を見ることができる。

この時代にあった配信サービスだが、見るためにはNHKの受信料以外にNHKオンデマンドで番組を購入しないといけない。ここで不思議に思うのは私だけだろうか。NHKオンデマンドはNHKが放送した番組を見るためのサービス。今払っているNHKの受信料だけでは見ることができない点。

現在のNHK受信料は1年間で地上波14,910円と衛星25,520円だ。両方で40,430円を支払っている。月額にすると3,370円程度。これだけではNHKオンデマンドサービスを利用する事ができないらしい。NHKオンデマンドでは一番組あたり210円前後の支払いを求められる。また「見逃し見放題パック」1,470円もあるので、多く見るならばこちらの方がお買い得感がある。

しかし、放送と番組内容が違っていれば、まだ支払う気持ちにもなるが、前提は放送された番組だ。NHK受信料を支払っている立場では何だかなーと思える。まあ、NHKオンデマンドは強制じゃないから見なければ良いだけなのだが、そこに受信料の一部が使われていると思うと悲しくなってくる。

NHKって将来どうなるのだろう。何だか小さな流れに任せている感じがする。そこに将来のビジネスプランが見えてこない。

テレビでNHKを視聴するのを止めればNHKの受信料は払わなくて良いのだろうか。そしてNHKオンデマンドで少し遅れた番組を見るのであれば、一番組210円や月額1,470円で済むのだろうか。ちょっと純粋に考えてしまう。

新入社員にテレビを見ているかと聞けば、「いいえ」と答える昨今。テレビで育った私はテレビの将来が少し心配になってきた。そして一番組210円というプライスで、NHKも雑誌を買う感覚と同じになったと思うのは私だけだろうか。

2 件のコメント:

  1. 食いしん坊2010年1月2日 1:33

    この点については、ビジネスモデルのポイント以前に、公営放送というメディアの役割が問われているのだと思いますよ。
    何のために、どんなコンテンツを維持するために「公営放送」が必要とされているのか。これを問うことなく、ずるずると仕組みだけを継続していることにこそ、問題の本質がある気がします。
    「公営」によってこそ効果的に、提供できる、守れる・・・そういったコンテンツがあるのであれば、それを基準化して法に定めてこその「放送法」でしょう。
    受信料徴収に関する記述(200条)ばかりが注目されるようなものでなくて。
    ただ、万民の納得する基準は・・・、そう見出せないだろうと思いますがね(苦笑)

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  2. 確かに公営放送の意味は何か。そこが重要ですね。相撲もあるだろうけれど、視聴率を意識した民放みたいな放送もちょっと問題アリかなと思ったり。
    私は先ずは地上波と衛星放送を同一内容にするところから考え始めると将来像が見えてきそうな気がします。

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