2010年1月14日木曜日

歳徳神を終えてみて

町内の班の仕事として、年末から1月11日まで歳徳神行をさせて頂きました。町内は25班あり、順当に役が回れば25年に一回の役割になりますが、順番はクジで決めますので最短で1年後、最長で50年後となります。

私の班は12世帯。昨年、ご家族がお亡くなりになられた世帯等は外れますので、8班で役を行いました。

実際に行ってみると、かなり大変です。年末に町内の神社での打ち合わせから始まり、大晦日の午前中に御神輿を班へ持って行きます。それから1月10日まで毎朝に御神輿を班内の家を移動させます。移動する時間は班内で決めて良いのですが、午前7時だったり、午前9時半だったり。その家の事情で時間は調整です。

そして1月3日はとんどさんの準備です。神社の裏にある竹を切って、縄で縛って十字にします。それを1mぐらい穴を掘ったところへ埋めて立てます。あと風などで倒れないように縄を編んで、テントと同じ様に8方向から引っ張りました。その夜はなおらい会。ビールや日本酒、焼酎などで宴会です。

1月10日は朝9時に集まり、御神輿と太鼓を軽自動車へ積んで子供会と一緒に町内を練り歩きます。その日の天候は小雨交じりの曇りです。昼には食堂で昼食をして午後4時まで町内の各家を歩きました。班長がお祓いをして子供たちは玄関で笛を吹きます。家によってはお酒やお菓子を振る舞ってくれたり。最後の頃はお酒で足元がふらつく感じになりました。万歩計を付けている人は13,000歩を歩いたと言っていました。

午後4時からはとんど焼きです。町内を練り歩いて戻ってくると、どんど焼きのために町内のみなさんが集まっていました。お祓いをして、火を付けて、燃え上がる火を見ながら小休止。午後5時ぐらいには火が小さくなりますので、とんど焼きはお開きです。それからなおらい会が始まり、来年の班のクジをして午後8時過ぎに解散でした。

翌日の11日は午前8時に集合して、とんど焼きの灰などを片づけました。灰などは一輪車を使って神社の裏の竹林に捨てました。

以上が歳徳神行でした。役割はクジで当たりますが、世話役は毎年これをしているのですね。寒い中、大変なことです。私は歩き慣れていないので、翌日は足が痛くて歩くのが辛いです。あれだけ歩いたので体重は減ったかと思えば増えていました。まあ、結構な飲食でしたから体重は増えます。

何れにしても私は若い方でしたので、経験値なしの全てが初めての貴重な体験でした。そして翌日には神様の力で36年ぶりに飛来してきた丹頂鶴の写真を撮ることができましたし、総じてありがたい行事でした。

撮影:LUMIX DMC-FX37

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