2010年2月17日水曜日

Windows Phone 7発表

今度はマイクロソフトからWindows Phone 7が発売されるそうだ。時期は年末。まだ一年近くほど先だ。

マイクロソフトは携帯電話向けにWindows Mobileをリリースしていた。携帯電話を作っているところがWindows Mobileを組み込んで市場に販売していた。今回はその次のバージョン。パソコン用で例えるとWindows VistaからWindows 7だろうか。

この背景にはアップル社のiPhone、Google社のAndroidの急成長にある。

携帯電話のハードの成熟度の影響か、今まで売れなかったパソコンみたいな携帯電話スマートフォン。この数年で売上げが伸びている。iPhoneがきっかけになったと言っても間違いは無いだろう。

ただ、iPhoneが発売される前からマイクロソフトのWindows Mobileはリリースされていた。しかし、この新しい波を作ることはできなかった。また、新しい波に乗っているとも思えない。

だから、Windows Phone 7でスマートフォンの波に乗ろうと企画をしたのだろう。発売されるのが年末の話なので、どのような製品になって登場するかは分からないが、今までと同じ販売戦略だと波には乗れないような気がする。

なぜ、そんな気がするのか。パソコンも携帯電話もコモディティ化してしまい、市場ニーズが機能からスタイルへと変化していると考えるからだ。

このスタイルとはデザインも含まれるが、私はコンセプトが重要だと考える。目新しいコンセプトがないと市場は受け入れないだろう。携帯電話はコミュニケーションツール。そのツールがコモディティ化した場合は、低価格路線も重要かも知れないが、コミュニケーションツールに相応しいコンセプトが求められる。それはバックボーンだと私は考える。

iPhoneもAndroidもバックボーンが開発者や利用者に理解されたと思える。それで波を作れた。波に乗れたと考える。そんなバックボーンをWindows Phone 7は年末までに作れるのだろうか。何だか機能重視のアプローチになるのではないかと思えてならない。

デザインを重視した携帯電話。今までもあった。それは表面的なもので長続きはしない。大きな波は作れない。だって、コモディティ化しても携帯電話は鞄ではないから、独自の文化を背負わないといけないと思う。

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