2010年5月2日日曜日

実は携帯電話はガラパゴスではない

2010年4月29日のブログで、実は携帯電話はガラパゴスでないと書いた。携帯はガラパゴスのようだが、携帯に投じられている技術は海外の特許や仕様だ。日本オリジナルはどこにあるのか探すのが難しい。だから海外メーカーの携帯を輸入して使うことができる。

日本オリジナルがあるとすれば「iモード」と「おさいふ携帯」。

しかし、「iモード」はインターネット活用についてブランド化した部分なので、「iモード」でなくても似たようなことは他の携帯でもできる。あるとすればドコモ網が使えないこと。それによりパケット代などの利用料金などが影響する。

おさいふ携帯はどうだろう。これはかなり良いと思っている。ただ、海外で展開するのにはカード会社の力を借りないとできないだろう。しかし、世界に通じるカード会社は限られている。また、日本での成功を海外のカード会社はだまって見ていないだろう。数年前に日本国内ではカード会社と提携していたドコモカードが廃止されてカード会社をドコモから追い出した。

ドコモが世界に通じるカード会社になるのなら、ある意味この展開はありだと思えるけれど、今のところそれは感じない。

ソフトバンクはガラパゴスでないことを利用して海外の携帯を輸入して安く販売している。また、iPhoneなどもいち早く受け入れている。これは賢い。

ドコモやAUのキャリアーは独自の仕様を全面に押す戦略だったが、ソフトバンクとiPhoneによって崩されてしまい、世界共通のスマートフォンを日本市場に投入しないといけなくなった。自らガラパゴスではない証明をしないといけない。

でもドコモにはiモードがある。これをどのように使うかで、ガラパゴスぽいことになり、そこにオリジナリティが残ると思える。うまく発展させれば携帯業界のApple社的な存在だって可能だろう。私はソフトに力を入れてもらいたいと思う。

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