2010年7月9日金曜日

裁断機とスキャナ

話題として出てくることが増えてきた裁断機とスキャナ。私は初めて聞いたときは「何だ?」と思ったが、もう少しで「誰もが聞いたことはある」みたいな感じになりそう。

話はこうだ。

所有している本を電子書籍にしてコンピュータやiPadなどの端末で好きなときに読みたい。また、家にある全ての本を電子書籍しても、そんなに大きな容量にならないので、ノートパソコンやUSBに全て保存して持ち歩ける。そして電子書籍にした本は売ることで新しい本を置くスペースができる。

#う~む、一理ある。私も所有している本を電子書籍にしたくなる。

それじゃ、次にどうやって電子書籍にするかがテーマとなる。

紙の印刷物を電子化する機器はスキャナだ。スキャナは一枚ずつ読む。でも本は一ページずつ開かないとスキャナできない。何百ページもある本だとスキャナするのに大変な時間がかかってしまう。それが何冊もあると不可能だと言っても良い。

そこで裁断機の登場。

そう、裁断機でバッサリと背表紙のところを裁断してしまうのだ。そうすると本は一枚一枚の紙になる。あとはスキャナにセットしてボタンを押すだけ。あとはスキャナとコンピュータがやってくれる。

スキャナは印刷内容を一枚一枚読み込む。そしてパソコンは活字をテキストに変換。そしてpdfファイルにして保存する。一つ一つは既存の技術だが、この流れで紙の本が電子書籍となる。しかもテキストに変換されているからパソコンを使って単語検索することも可能だ。仮にテキスト変換が難しい本(特に漫画など)はイメージとしてpdfファイルにする。

pdfファイルになれば、コンピュータに保存して閲覧するのも良いし、iPadやiPhoneのiBooksへコピーして閲覧するのも良いだろう。あとは好きなようになる。

ただ、本を好きでたまらない人には本を裁断するなんて考えられないだろうけれど、利便性が増すので、そこを天秤にかけて「裁断」に気持ちが傾けばやってみたくなるだろう。まあ、全ての本は無理でも、この本ぐらいならばはありかも知れない。

分厚い本を裁断するので安い裁断機は使えない。3万円ぐらいする裁断機を買い求めないとダメだそうだ。スキャナもドキュメントシートフィーダの付いているモノが必要。予算は計5万円以上になりそう。

この裁断してスキャンして電子書籍にすることを自炊と言っているそうだが、あなたはこの自炊行為をどう思いますか。してみたくなった?それとも本が可哀想でできない?

いろいろと意見が分かれそうな気がしますね。

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