2010年10月2日土曜日

JOGW-FM

愛知のFMラジオ局のコールサイン、JOGW-FM。2000年に開局して2010年9月30日に閉局した。
ラジオ放送には免許が必要だが、今回の件で総務省に免許を返上するらしい。これはショッキングだ。だってラジオ局の免許取得は大変なのだ。昔なら免許を返上しなくても誰かが名乗りをあげて引き継いだに違いないが、おそらく引き継ぐのは難しいぐらいにラジオ局の経営が難しくなっていると思われる。

ラジオ局の収益は主に広告収入。この広告が減っているということにつながる。

先日のニュースにもインターネットの利用で、テレビや書籍などにかける時間が減ってきていると流れた。これは広告主からみると、テレビなどの放送に広告料を払うよりはインターネットに対して広告料を払うのがより良いことにつながる。

実際にラジオ業界の人と話をすると、徐々に広告収入が減っていて新たな投資が難しくなっていると話を聞くことがある。

全てがインターネットが原因ではなく、不景気などの影響もあるのだろうけれど、実際に閉局するラジオ局が現れると時代の流れを感じてしまう。

日本国内にインターネットが普及して約10年。

コンピュータ産業が影響を受けてIT産業となって、多くの会社がイノベーションを続けている。これからは放送局や出版会社など、他の業種も今まで以上にイノベーションを求められると思う。

でも、これは負の要因ではなく、新しい波に乗れば成長を意味する。だからこれは契機と考えられるかが重要であり、生き残りではなく事業拡大を狙ってもらいたいと思ったりする。

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