2011年3月3日木曜日

日本のまん中は?

現在の日本は首都圏を中心に経済が集まり、そして仕事を求めてそこに人々が集まった。

その結果、地域には若者が少なくなり人口も産業も減少だ。そのため、全国の各地で地域を活性化を狙って、それぞれ地域の強みを生かすように様々なことを考えている。島根県や鳥取県も地理やそこに住む人々の特長、そして歴史などを強みとして考え産業の強化を図っている。

私もこの地域に生活をしていて思う。

町内は子供が減少して行事で子供たちが御輿などを担ぐ時などは、その子供の数の少なさにビックリだ。そうかも知れない、源になる若い人たちが住んでいない。ほとんど高齢者の方々になる。町内で集まると年金と生活保護とどちらが多いかの話になるし、誰々が痴呆になったので施設に入ったとか、希望者が多くて待っているとか。仕事の話などは話題にならない。

確かに私の友人も多くは県外へ出ている。本当は生まれ故郷に帰ってきたいのだろうけれど、この地域では経験を生かせる仕事が難しいのだろう。

目の前の出来事では、高齢で主を失った家が市の競売に売り出されることもあれば、そのまま放置で台風や雪で家が朽ち始めている。木や草花なら生い茂ってくるだろうけれど、まるで飼い主を失った犬みたいだ。とても悲しい。そしてこれが高齢化なのかと思う。多くの人は介護の先に待っている事について気がついていないのではないだろうか。

音もなく変化もなく、そのまま消えていく。だから地域の活性化が重要であり、そのための産業が必要だと思う。産業があれば自ずと若い人が集まるからだ。その根っこのところに注力をして、日本のまん中を全国各地にできれば良いと願う。

そして全国各地に日本のまん中ができれば、その中から世界のまん中も誕生するのではないだろうか。目指せ、次の世代へ繋がるSonyやTOYOTA、Nikonなどと言われるような日本ブランドを。

冬の鷺

撮影:Canon EOS 7D EF300mm F2.8L USM

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