2015年5月4日月曜日

ついに主力望遠レンズが交代

私の野鳥撮影を支えてきた主力レンズEF300mm F2.8L USM(I型)。発売日は1987年(昭和62年)11月で、かなり旧型だ。もちろん銀塩(フィルム)の時代のレンズで、手ぶれ補正機能などはついていない。しかし光学系に蛍石レンズ1枚とUDガラスレンズを1枚づつ使った、当時としては贅を尽くして最高峰の光学レンズだった。重さも2,855gとかなりだ。

ひょんな事から私のところへ転がり込んできたが、あまりにも高額なレンズなために防湿庫を買ってそのまま寝かしていた。

時代は銀塩(フィルム)からデジタルへ移行して、このまま寝かしていたら宝の持ち腐れと思い、何か望遠で撮れないかと被写体を探すことに。しかし個人情報保護などが言われ、勝手に撮影すら難しくなっていた。

ならば望遠で風景を撮ろうと思って日野川に行ってみると、そこにはサギがいっぱい集まっていた。

EF300mm F2.8L USM(I型)を使って、ほとんど初めて撮影した写真。
これがきっかけとなり、野鳥の撮影にはまった。

それから何年経ったのだろう。カメラはCanon EOS 10DからCanon EOS 7D Mark IIへと代わり、EF300mm F2.8L USM(I型)とEXTENDER EF2X(I型)の撮影は辛いものになってしまった。

そろそろ新型のレンズが必要なのか。しかし、EF300mm F2.8L USM(I型)の後継レンズなどは、高額のために検討する気も起きない。

そう思っているとEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMのキットバラし(白箱)が安かったので、モノは試しと買ってみると性能の高さにビックリした。トリミングなども自由にできる解像度だ。

「今の技術で作られるレンズって」と思い始めると、高額なレンズでなくても十分ではないかと思い始めた。

そう考えているとSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sportsが目に止まった。重さは持っているEF300mm F2.8L USM(I型)と同じぐらい。EXTENDER EF2X(I型)が不要になる分軽くなる。防滴防塵は魅力だが、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMで満足してしまった私には20万円は高い。躊躇しているとSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryが発売になった。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryでも高いが、レンズをいくつか手放せば(下取りに出せば)何とかなると思い情報収集を始めた。

そして4月末、納期2週間で手元に届いたSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary。重さは三脚座を外して1,830g。今まで使っていたEF300mm F2.8L USM(I型)と比べて1Kgも軽いしコンパクトだ。まさにライトウェイトモデル。どこへでも持って行けそうだ。

私は昔から「趣味のレンズは単焦点でないとダメだ」と言っていたが、3本を残して他はズームレンズになった。持っていたレンズも減ってしまっている。どうやら、私の趣味は「レンズを眺めること」から「野鳥の撮影」へどっぷりだ。でも、それぐらい野鳥は楽しい。

関連ブログ:シグマ 150-600mm F5-6.3 Contemporary レビュー(近距離)

撮影:Canon EOS 10D EF300mm F2.8L USM,Canon EOS 7D Mark II EF100mm F2.8L マクロ IS USM

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